大切に歩く vol1.

 僕は、人生で大切な事を教えてくれる人によく出会う。自然の大切さであったり、生き方であったり、勿論、音楽のあり方であったり。

 数日前、久しぶりに海まで散歩をしてみた。本当に久しぶりに。新型コロナウィルス拡大防止のために家で自粛をしている日々で、この散歩は浮き足立つくらい心が踊るものだった。そして、数々の大切な事を思い出させてくれた。


落ちている牡丹の花

 ほとんどの人は咲いている花に目を向けるかもしれない。でも、僕には落ちているものも素晴らしと教えてくれた人がいた。「花を摘んだり枝を折って持ち帰るのは自然に申し訳ない。自然はその場所で見るから美しいんだよ」と。僕はその話を聞いてから、花が落ちてしまっても、そこにあるものを大切に思うようにしている。そうすると、とても愛おしいものに見えてくるから。この季節は至るところに牡丹の花がぽとりぽとりと落ちている。赤色、白色。僕たち音楽家は音を出す。僕たちは奏でる事に意識しがちだが、落ちた牡丹のように音が飛んで落ちて終わったとしても、そこに漂う何かを最後の最後まで大切にできたら、どんなに素敵だろう。




 落ちている大切なもの、自然から一つだけお裾分けしてもらった。季節に感謝。



#大切にしているもの

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